固定IPアドレスの優位性とVPNとの関係性を学ぼう

固定IPアドレスの提供は、フレッツと提携するocnをはじめとして様々なプロバイダが行っています。
このサービス利用には基本的に追加費用が発生するにも関わらず、高い人気を誇っているのはなぜでしょうか。では、固定IPアドレスを選択する優位性と、VPNとの関連性を調べてみましょう。

一般的な動的IPアドレスでは、インターネット回線と接続するたびに新しいIPアドレスが割り振られます。
もちろん、サイトの閲覧だけが目的であれば何の問題もありません。一方、個人あるいは事業主としてサイトを運営している場合、IPアドレスが頻繁に変更されてしまうとサイトへの訪問者増加はとても見込めません。
ですから、固定IPアドレスを取得する必要があるのです。複数の固定ipが必要な場合でもocnには固定ip8といったプランもあります。
もちろん、サイトを運営していない場合でも、自分のPCに割り当てられたIPアドレスを固定することで、接続されているWEBカメラなどのデバイスへ外部から常時アクセスすることが可能となります。
ですから、外出先から子どもたちやペットの見守りをしたいという人にとっても固定IPアドレスは必須なのです。

VPNはトンネリングと暗号化技術を活用することで、セキュリティーレベルを確保しつつ外部から特定のPCへアクセスできるというメリットがあります。とはいえ、PCのIPアドレスが常に変動してしまうとしたら、ネットワークへのアクセス権限が付与されていても意味がありません。ですから、固定IPアドレスはVPNの根幹をなしているということができます。
ですから、VPNを導入したいと考えている人は、プロバイダが固定IPアドレスを提供しているかどうかを必ず確認するようにしましょう。

NTTのフレッツでは、光回線の他にADSL回線やISDN回線でも固定IPアドレスに対応しています。
また、プロバイダもocnをはじめとして数多くの事業者と提携しているので、質問があるときにはフレッツのカスタマーセンターに相談するとよいでしょう。